介護職の面接は「自己紹介」で9割決まる｜現役転職エージェントが教える受かるコツと例文（未経験・経験者OK）

介護職の採用面接では、最初の1分前後の自己紹介が“合否の大きな分岐点”と言われています。

理由はシンプルで、採用担当者は自己紹介の中から次の点を一気に判断しているからです。

• 人柄が良さそうか
• チームに馴染めそうか
• 利用者様と良い関係を築けそうか
• 意欲・協調性・姿勢は十分か
• 強み・スキルを活かせそうか

つまり、最初の自己紹介を丁寧に整えるだけで 面接の手応えが大きく変わる のです。

逆を言えば、どれだけ経験があっても自己紹介が悪いと評価は伸びません。

この記事では、採用担当が「また話を聞きたい」「この人なら働いてほしい」と感じる自己紹介を、誰でも作れるように徹底解説していきます。

自己紹介は“1分で伝わる”構成にするのが最強

介護職の面接での自己紹介は、以下の5つの流れに沿うと最も印象よくまとまります。

ステップ	内容
① 氏名・挨拶	丁寧で落ち着いた導入
② これまでの経歴	難しくせず要点のみ
③ 保有資格	介護・医療系は必ず
④ 志望理由	「なぜ介護か」「なぜその施設か」
⑤ 強み・貢献できる点	経験or活かせる能力を具体的に
⑥ 結び	前向きで丁寧に締める

ここから、経験者・未経験者に分けて深掘りしていきます。

経験者の自己紹介でアピールすべきポイント

経験者の場合、採用担当が見ているのは次の3点です。

• どんな業務を経験してきたか
• 利用者様との関わりでどんな姿勢を大切にしてきたか
• その経験を活かして“何ができる人なのか”

ただ「有料老人ホームに3年勤務していました」だけでは弱い印象です。

入れると評価が上がるキーワード

• どんな利用者様が多い施設だったか
• どんな業務を主に担当していたか
• チームで工夫して取り組んだこと
• 得意なケア・心がけていたこと
• 目指しているスキルや資格

採用担当は「戦力になってくれそうか」「利用者様を大切にできる人か」を見ています。

経験値ではなく“姿勢・考え方・学び”をアピールできているかが勝負です。

未経験者の自己紹介でアピールすべきポイント

未経験の場合、採用担当が見ているのは次の3点です。

• なぜ介護職を選ぶのか
• 過去の経験から活かせる強みが何か
• 継続して働いてくれそうか

未経験というだけで不利になることはありません。

むしろ、施設側は次のような人を採用したいと思っています。

• 利用者様の気持ちに寄り添える人
• 報連相やチームケアができる人
• 接客・販売・保育など対人経験を活かせる人

介護は「人と向き合う仕事」です。

そのため、“人と関わってきた経験”を話せる人は高評価になります。

介護職の面接｜自己紹介の例文（コピペで使える）

未経験者向けの自己紹介例文

本日はお時間をいただきありがとうございます。〇〇〇〇と申します。
以前は飲食店で3年間勤務し、接客とホール運営を担当しておりました。
お客様一人ひとりの表情や体調の変化に気づき、安心して過ごしていただけるよう寄り添う接客を意識してきました。

介護職は未経験ですが、人に感謝される仕事がしたいと思ったことがきっかけで介護業界を志望いたしました。
これまで培ってきたコミュニケーション能力と、相手の気持ちを汲み取る姿勢を活かし、
利用者様が安心して過ごせる時間づくりに貢献したいと考えております。

一日でも早く業務を覚えられるよう努力いたしますので、
本日はどうぞよろしくお願いいたします。

経験者向けの自己紹介例文

本日はお時間をいただきありがとうございます。〇〇〇〇と申します。
前職では特別養護老人ホームで4年間勤務し、入浴・排泄・食事介助、記録、夜勤業務などを担当しておりました。
特に、認知症ケアの際の声掛けや表情の変化を見逃さない観察を心がけていました。

ご利用者様の「その方らしい生活」を重視したケアにやりがいを感じており、
今後はより専門性を磨きたいと考えております。
御社が掲げている「〇〇の理念」に共感し、これまでの経験を活かして貢献できればと思っております。

本日はどうぞよろしくお願いいたします。

面接で落とされやすい自己紹介NG例と改善ポイント

NG例	採用担当の印象
情報が薄い	意欲が弱く見える
長々と時系列で話す	要点をまとめられない
自慢ばかり	協調性がない
ネガティブな発言	長続きしなさそう
敬語の誤り	利用者・職員対応が不安

特に避けたい言葉遣い：

• 「了解しました」→（正）「かしこまりました」
• 「大丈夫です」→（場面により曖昧で不適切）
• 「以上です」→締めの言葉は丁寧に

面接は“ビジネス敬語＋丁寧な姿勢”が評価につながります。

採用担当が思わず「この人ほしい」と感じるひと言

自己紹介の終盤に、次のような言葉を一文添えると評価が大きく変わります。

• 学ぶ姿勢を示す
• 感謝を伝える
• 一緒に働きたい思いを表現する

おすすめの一文

一日でも早く業務に慣れ、利用者様と施設に貢献できるよう努力してまいります。

これだけで印象が一段上がります。

自己紹介で最高の結果を得る準備方法

面接当日までに、次を必ず行ってください。

1. スマホの音声録音で練習し、1分で収まるか確認
2. 表情・話すスピードが暗くならないようチェック
3. 志望する施設の理念・特徴を1つ取り入れる

介護業界はどの施設も人手不足ですが、だからこそ 誰でも採用されるわけではありません。

大切なのは「やる気があること」＋「相手の立場を尊重できること」です。

自己紹介の完成度をもっと上げたい人へ

ここまで読んで「少し不安だな」「添削してほしい」と感じた方は、転職エージェントを利用するのが手っ取り早いです。

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まとめ

• 介護職の面接は「自己紹介」で印象が決まる
• 1分で伝わる構成が最も評価される
• 経験者は“姿勢と強み”、未経験者は“活かせる能力と意欲”が鍵
• NG例を避けるだけで印象は大幅に改善
• 不安があるなら転職エージェントの面接対策を活用すべき

面接は“緊張する場”ではなく、「これから一緒に働ける仲間を探す場」 です。

あなたの経験も、あなたの思いも、きっと必要としている施設があります。

この記事が、次の一歩を踏み出す力になれば嬉しいです。

最後まで読んで、頂きありがとうございました。