訪問介護の訪問先に犬や猫がいて怖いときは?安全確認と伝え方

訪問介護の訪問先でゲートの向こうにいる犬と仕事用バッグ コラム一覧

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訪問先の玄関を開けたら犬が走ってきた。介助中に猫が足元を通る。動物が好きでも、仕事中は転倒やかみつきが気になることがあります。「飼い主さんに失礼かも」と我慢する必要はありません。訪問前に何を確認し、当日はどう伝えるかをまとめます。

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動物がいること自体より、作業中の状況を確認する

訪問介護では、利用者の住まいで身体介護や家事支援を行います。ペットと同居しているだけで訪問できないわけではありません。ただし、抱き起こしや移動の介助中に足元へ来る、掃除機に驚いて飛び出す、玄関で人に向かってくるといった場面では、安全な作業が難しくなります。

「犬が怖い」と一言で伝えるより、どの場面で困るかを具体的にすると、事業所も利用者に相談しやすくなります。例えば「移乗介助のときに足元へ来るので、利用者と自分がつまずきそう」「玄関から入るときに飛びついてくる」「猫の毛で症状が出る」といった事実です。

訪問前に事業所へ聞いておきたいこと

初めての訪問先なら、ペットの有無を知っているか、訪問時はどこにいるかを確認します。訪問員が一人で利用者に頼む前に、サービス提供責任者などを通して話してもらえると、角が立ちにくくなります。

  • 動物の種類と、訪問中に過ごす場所
  • 玄関の出入りや介助中に接触する可能性
  • 別室・ケージ・リードなどをお願いできるか
  • アレルギーや強い恐怖がある場合の担当調整
  • 当日、約束した状態になっていないときの連絡先

厚生労働省の介護職員向けの安全確認資料も、訪問先でペットが保護されていない状況を注意点に挙げています。ペットと職員の双方を守るために、訪問中の過ごし方を事前に決めておくことが大切です。

利用者には、お願いしたい場面を具体的に伝える

利用者に直接話すなら、動物そのものを否定せず、介助の場面に絞って伝えます。「立ち上がりをお手伝いする間、足元が危なくならないよう、ワンちゃんに別のお部屋で待ってもらえますか」のような言い方です。掃除の前なら「掃除機をかける間だけ、こちらに来ないようにできますか」と伝えられます。

利用者本人がペットを移動させるのが難しい場合は、無理に動いてもらわず、事業所へ相談しましょう。家族に協力を頼むのか、訪問時間を変えるのか、別の方法を考えるのかは、事業所と利用者側で調整する話です。訪問員が勝手に動物を抱えたり、閉じ込めたりするのは避けてください。

当日、犬や猫が放されていたら

予定と違って動物が近くにいるときは、すぐに危険な動作を始めないこと。まず落ち着いて距離をとり、利用者に声をかけます。身体介助の途中で足元へ来たなら、利用者の姿勢を安全に保てるタイミングで作業を止め、事業所に連絡してください。無理に続けて転倒につながる方が困ります。

「これくらい平気」と言われても、怖さやアレルギーは本人にしか分かりません。訪問を続けられる状態か自分だけで判断しにくい場合は、現場の状況を具体的に伝えて指示を受けましょう。もし接触やけがが起きたら、利用者と職員の状態を確かめ、事業所の事故対応手順に沿って報告します。

「ついでに餌やりも」と頼まれた場合

ペットの世話は、介護保険の訪問介護で行う生活援助には含まれません。厚生労働省のサービス内容の案内でも、対象外の例として挙げられています。利用者が困っているときほど断りにくいですが、その場で引き受けず、「事業所に相談します」と伝えましょう。

必要なら、家族や事業所が別の手段を検討できます。訪問員が個人的な約束として餌や散歩を担当すると、本来のサービスとの区切りが曖昧になってしまいます。予定外の頼まれごと全般は訪問介護で予定外の家事を頼まれたときの記事でも整理しています。

相談しても改善しないなら、担当や職場を考え直す

何度伝えても訪問中に動物が放されている、かみつきが心配なのに「慣れて」と言われる。そんなときは、いつ・どんな場面で困ったかを記録して、担当の変更や訪問方法の見直しを相談してください。一人で我慢し続ける必要はありません。

訪問介護を続けたいなら、次の職場では「ペットのいる訪問先への対応」「安全上の相談窓口」「担当変更の相談ができるか」を聞いておくと安心です。希望する働き方や不安な点は、リニューケアにも伝えてみましょう。

リニューケアに希望の働き方を相談する

まとめ

訪問先に犬や猫がいる場合は、動物を嫌うかどうかではなく、安全に介助できる環境かを確認することが大切です。訪問前に居場所と対応を事業所と共有し、当日に状況が違えば無理をせず連絡しましょう。餌やりなどの世話を頼まれた場合も、その場で個人的に引き受けず、事業所につなぎます。

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