「空港介護士」は本当に介護職?仕事内容の実態を紹介!

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最近、求人サイトを見ていると「空港介護士」という言葉をよく目にするようになりました。

介護業界に長く携わっている私にとっても、聞き慣れないこの言葉に興味を持ち、すぐに調べてみることにしました。

調べた内容は以下のような疑問から始まりました

  • 空港介護士とはどんな職業なのか?
  • 具体的にはどのような仕事をするのか?
  • お給料や待遇はどの程度なのか?

さらに、実際に空港で働いている方にも直接お話を伺い、現場の声を聞いてみました。

この記事では、私が調べた「空港介護士」の仕事に関する情報をわかりやすくまとめています。

ぜひ最後までお読みいただければ幸いです。

 

空港介護士とは?

「空港介護士」という職業について、求人サイトや空港の採用ページを調べてみましたが、「空港介護士」という言葉で募集をしている企業や団体は見つかりませんでした。

また、空港職員の方にも確認しましたが、「空港介護士」という職業に該当する方はいないようです。

※ちなみに、空港内には「空港看護師」という職業の方はおられるようです。

一方で、空港には「サービス介助士」の資格を持つスタッフが在籍しており、体の不自由な方やご高齢のお客様に対して介助サービスを提供しています。

おそらく、この「サービス介助士」という言葉が、何らかの誤訳や誤解によって「空港介護士」という表現に変わり、一人歩きした可能性が高いと考えられます。

サービス介助士とは高齢者や障害者など多様な人が暮らす社会で、年齢や障害の有無に関わらずに誰もが社会参加できるように

必要なことをその人、その場にあったやり方で出来る( = ケアフィットする人になるための資格です。

社会の高齢化や障害者差別解消法などへの企業の対応の他にも、高齢者や障害者が利用しやすいサービスや商品の設計、障害者スポーツでのボランティア活動など、幅広い分野で今後ますます必要とされる資格です。

サービス介助士

サービス介助士は、体の不自由な方をサポートするために、公共交通機関や消費者向けサービスの現場で多く活躍しているようです。

今回のケースから考えると、「地下鉄介護士」「新幹線介護士」「電車介護士」「バス介護士」「デパート介護士」「ホテル介護士」など、似た誤解が生じる可能性もあります。

ここで注意したいのは、「サービス介助士」は介護職ではないという点です。

介護職とは、例えば「初任者研修」「実務者研修」「介護福祉士」「ケアマネジャー」などの資格を持ち、主に日常生活の場でサポートを行う職業を指します。

一方、「サービス介助士」は、公共の場でサポートを行う仕事です。

言葉のニュアンスとしては似ていますが、仕事内容や目的が異なるため、両者を別の職業と認識するのが適切でしょう。

 

空港介護士の仕事内容やお給料は?

「空港介護士」という言葉は、「サービス介助士」という資格が誤訳されて広まったものとお伝えしました。

ただし、「サービス介助士」は資格の一つであり、それが仕事内容のすべてではありません。

空港内では、以下のような多岐にわたる業務を担当することが一般的です:

  • カウンター総合案内(施設案内、フライト情報の提供、交通アクセスの案内など)
  • ロビー巡回によるお客様への案内
  • 旅客アテンドサービス
  • 忘れ物の取り扱い
  • 電話対応

これらの業務に加え、介助や補助が必要な方に対して「サービス介助士」の資格を活かしたサポートを行います。

ただし、介助や補助は多くの業務の一部に過ぎず、主な仕事は上記の業務内容になります。

また、この職場では、コミュニケーション能力が重要です。各部署や関係者と連携を取りながら、業務を進めることが求められます。

給与の目安

  • 関西エリア:時給1200~1400円
  • 関東エリア:時給1500~1800円
    (※雇用主によって時給は変動するため、詳細は直接確認してください)

なお、航空業界は非常に人気が高い職種の一つですが、給与水準は比較的控えめであることが多い点も知っておくと良いでしょう。

空港介護士を応募する際の注意点

空港介護士は介護職ではありません

「空港介護士」は、介護職ではありません。主な業務は空港内のインフォメーションや総合案内所などで行われる多様な業務です。

空港内の介助業務だけをイメージしていると、実際の仕事内容とのギャップを感じるかもしれません。

空港には車椅子をご利用の方や障がいをお持ちの方を含め、さまざまなお客様が訪れます。

そのため、過去に介護職で培った経験や知識を活かす場面はありますが、介護職とは別の職種として考えることが大切です。


必ずしも募集しているわけではありません

「空港介護士」という職種は、必ずしも常に募集があるわけではありません。

航空業界は非常に人気が高いため、有効求人倍率が低いのが特徴です。

求人サイトで頻繁に「空港介護士」の募集を目にする場合は、内容に注意する必要があります

信頼性を確認することが重要です。


偽の求人に注意

求人情報の中には、信憑性の低いものも含まれています。例えば:

  • 「少ない出勤日数で高収入」
  • 「1~2時間だけの短時間勤務可能」
  • 「有給休暇が多い」

こうした条件は、他の業種と比べて不自然に感じることがあるはずです。

もし「あり得ない」「おかしい」と感じた場合、その求人は偽物である可能性が高いです。

偽の求人には応募しないように注意しましょう!

信頼できる求人サイトを利用し、しっかり確認してからエントリーすることをおすすめします。

介護職として転職活動をしたい方へ!

空港介護士は介護職ではないんだと分かって頂いたかと思います。

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まとめ

インスタグラムやFacebookでよく目にする「空港介護士」という言葉について解説しました。

表現や捉え方によっては誤解を招くことも多いため、この機会に正しい情報を知っていただければと思います。

この記事が少しでもお役に立てば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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