訪問介護で利用者宅に掃除道具がないときは?確認の順番と伝え方

掃除道具の置き場所が空になっている訪問先の居間と作業確認用ノート コラム一覧

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掃除の予定で訪問したのに、掃除機が見当たらない。雑巾も洗剤もない。そんなとき、「とりあえず自分で買ってこようか」「別の家事をして時間を埋めようか」と迷うことがあります。利用者宅の物を使う仕事だからこそ、その場の判断だけで進めず、何が使えるかを確かめて事業所につなぐことが大切です。確認と伝え方を順番に整理します。

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最初に、予定している掃除の内容を確認する

まず、その日のサービスでどこを掃除する予定かを確認します。「掃除」と書かれていても、居室の床、トイレ、洗面台など、作業する場所は訪問先によって違います。必要な道具も作業によって変わるため、何が足りないのかを具体的にします。

利用者に聞くときは、「床のお掃除に使う道具は、いつもどちらにありますか」と尋ねましょう。いつもの場所から移しただけかもしれません。「掃除道具がないのでできません」と最初から言い切るより、置き場所や代わりに使える物を確認する方が話が進みます。ただし、利用者の許可なく収納を開けたり、私物を探し回ったりするのは避けてください。

道具が本当にない場合の伝え方

掃除機がなくても、ほうきやフロアワイパーなど、利用者が普段使う物で予定の掃除ができることもあります。一方、床材に合わない洗剤を使う、台所用の布巾でトイレを拭くなど、無理な代用はしない方がよいでしょう。衛生面や物を傷める心配があるためです。

利用者には「今日は掃除機が見当たらないので、こちらのほうきで床を掃いてもよろしいですか」のように、できる方法を示して確認します。代わりの道具もないなら、「予定していた床掃除に使える物がないので、事業所に確認します」と伝えます。利用者を責める言い方にせず、作業に必要な物が足りない事実を共有します。

自腹で買ったり、勝手に別の作業へ替えたりしない

洗剤や雑巾を自分のお金で買って済ませたくなるかもしれません。しかし、一度だけのつもりでも、次回からの費用負担や購入する品物が曖昧になります。利用者から買い物を頼まれた場合も、その場で引き受ける前に、購入の方法と支払い、記録の仕方を事業所に確認しましょう。

また、掃除ができないからと、予定になかった窓拭きや家族の部屋の片づけに切り替えるのも避けたいところです。サービスの内容は事前に決まっています。今できる範囲が分からないときは、事業所へ連絡して指示を受けます。予定外の家事を頼まれた場合の対応も別の記事で紹介しています。

事業所には「足りない物」と「今日できること」を伝える

連絡するときは「掃除道具がありません」だけでなく、予定の作業、見つからない物、利用者に確認した内容、代用できそうな物を伝えます。例えば「居室の床掃除の予定ですが、掃除機が見当たらず、利用者も保管場所が分からないとのことです。ほうきはあります。今日はほうきで行ってよいでしょうか」という形です。

  • 今日の予定にある掃除場所と作業
  • 足りない道具や、使えない理由
  • 利用者に聞いたことと返答
  • 代わりに使える物、実施できそうな作業
  • 次回までに誰が何を確認するか

その日の対応が決まったら、実際に行った作業と、できなかった作業を記録します。後で「掃除したはず」「頼んだはず」と行き違いにならないよう、利用者と事業所の双方で共有できる内容にしておくと安心です。

毎回道具が足りないなら、訪問前の確認を見直す

一度だけなら置き場所の勘違いかもしれません。毎回洗剤がない、掃除機が壊れたまま、必要な道具を訪問員ごとに探しているなら、個人の工夫で埋め続けないこと。事業所に、道具の準備や連絡方法を利用者側と整理してもらいましょう。

事業所によって、持参する道具の範囲や購入時の扱いは異なります。新しい職場を探すときも、生活援助で使う道具を誰が準備するか、訪問先で足りない場合に誰へ連絡するかを聞いておくと働く姿を想像しやすくなります。希望する働き方や不安なことは、リニューケアにも伝えてみましょう。

リニューケアに希望の働き方を相談する

よくある疑問

道具がない日は掃除をしなくてもいい?

「何もしない」と決める前に、予定の作業のうち安全にできることがあるか確認しましょう。床用の道具がなくても、別に予定されている洗面台の拭き掃除はできる場合があります。ただし、予定外の場所まで広げるかどうかは自分だけで決めず、事業所に確認します。

次回までに買っておいてほしいと頼んでいい?

必要な道具を伝えることはできますが、購入を一方的に約束させる言い方は避けましょう。「次回も床掃除の予定なので、使う道具を事業所から確認してもらいますね」と伝え、何を準備するかは事業所と利用者で相談してもらうと行き違いを防げます。

まとめ

訪問先に掃除道具がないときは、まず予定の作業と道具の置き場所を確認します。代用品があれば利用者に使ってよいか聞き、判断に迷えば事業所へ連絡しましょう。自腹で購入したり、予定外の家事に勝手に替えたりせず、その日できた作業とできなかった作業を記録することが大切です。

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