介護職の移乗介助は何をする?仕事内容と求人の確認点

介護施設のベッド脇に置かれた車いすと移乗用ボード コラム一覧

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「移乗介助あり」の求人を見て、利用者を抱き上げる仕事だと思っていませんか。移乗は、ベッドから車いす、車いすからトイレの便座など、別の場所へ移るときの支援です。ただ、本人が自分で動ける部分、使う用具、職員の人数によって仕事は大きく変わります。腰への負担が心配な方も、まずは求人のどこを確かめればよいか整理しましょう。

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移乗介助は何をする?

移乗介助は、利用者が座る場所や寝る場所を移すときに行います。代表的なのは、ベッドから車いす、車いすから便座、車いすから椅子への移動です。移る前後に姿勢や足元を確認し、本人に声をかけ、必要な部分を支えます。移動の途中で車いすを押す車いす移動介助とは、仕事の場面が違います。

「一人で立てるが向きを変えるのは不安」「立ち上がりから支援が必要」など、利用者の状態はさまざまです。同じ移乗でも、見守りに近い支援から、用具や複数人で行う介助まであります。求人票の「移乗介助あり」だけで、重い介助が何人分あるかは分かりません。

トイレ・入浴・夜勤での違い

トイレでは便座への移乗と衣服の上げ下ろし、入浴では浴室用の椅子や浴槽への出入りが重なることがあります。夜勤にはベッドと車いすの移乗があるか、排泄介助にどこまで関わるかも職場によります。狭いトイレや濡れた浴室では、居室と同じようには動けません。

求人で「入浴介助あり」「排泄介助あり」と書かれている場合は、それぞれに移乗が含まれるか聞いてみてください。一日の移乗回数だけでなく、どの場所で何人の利用者を担当するかが、実際の負担を考える手がかりになります。

体位変換とはどう違う?

体位変換は、主にベッド上で身体の向きや位置を変える介助です。移乗はベッドから車いすなど、別の場所へ移ります。両方を担当する職場もありますが、必要な用具や職員の分担は同じとは限りません。「身体介助あり」とまとめられている求人では、移乗と体位変換の両方の有無を確かめましょう。

腰への負担は用具と体制で変わる

移乗介助では、前かがみや身体をひねる姿勢、抱え上げが腰への負担につながります。厚生労働省の腰痛予防資料では、利用者ができる動きを生かすこと、スライディングボードやリフトなどの用具を使うこと、全面的な介助が必要な場面で一人で抱え上げないことが示されています。力だけでこなす仕事として考えないでください。

応募時には「リフトがありますか」だけで終わらせず、どの利用者に使い、職員が使い方を教わっているかまで聞くと、実際の働き方が見えてきます。道具があっても普段使っていなければ、働くときの負担は変わりません。見学できるなら、用具の置き場所や職員の連携も見ておきましょう。

未経験なら面接で何を聞く?

  • 移乗を担当するのは、ベッド・トイレ・浴室のどの場面ですか。
  • 見守り、部分的な介助、用具や二人対応が必要な介助は、それぞれどれくらいありますか。
  • リフトやスライディングボードは、日常的に使っていますか。
  • 一人で難しいとき、誰に応援を頼めますか。夜勤も同じ体制ですか。
  • 入職後、どの順番で手順を教わりますか。

一度に全部聞かなくても大丈夫です。「移乗は未経験なので、用具の使い方を教わる流れと二人で対応する場面を知りたいです」と伝えれば、教育体制と分担を具体的に確認できます。答えがあいまいな場合は、見学で実際の動きを確かめてから判断しましょう。

無理なく続けられる職場を探そう

移乗介助そのものを避けたいのか、用具や複数人で安全に行える職場を希望するのかで、探し方は変わります。腰の不安や経験の有無、夜勤の希望を整理して、リニューケアに伝えてみてください。自分に合う仕事内容を確かめながら求人を選べます。

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