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介護職の転職で内定を得ても、今の職場の退職日と転職先の入社日が合わなければ、希望した職場へ進めないことがあります。この記事では、退職を切り出すのが遅れた事例と、応募前から確認しておきたい3つのポイントを紹介します。
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退職日と入社日が合わず、転職先に進めなかった事例

41歳・女性・介護福祉士(Fさん)の場合
Fさんは特別養護老人ホームで3年間勤務。
待遇面や人間関係には不満がなかったものの、夜勤業務の負担が大きく、体力的に限界を感じていました。
また、特養では夜間の緊急対応も介護職が担うため、精神的な負担も大きかったのです。
そこで、過去に5年間経験した看護助手の仕事に戻りたいと考え、転職活動をスタート。
結果として、好条件の病院から内定を獲得しました。
新しい職場の入社日は4月。
同期入社の仲間もいるため、良いタイミングでした。
しかし、ここからFさんの「退職交渉の失敗」が始まります。
退職を伝えられないまま1カ月が経過
Fさんは、次のような理由から退職を切り出せずにいました。
- これまで無資格から介護福祉士まで資格取得をサポートしてもらった恩義
- 両親の入院時に長期休暇を取らせてもらった感謝
- 退職を伝えることで、上司や同僚との関係が気まずくなる不安
結果的に、Fさんは1カ月間何も伝えられないまま経過。
ようやく勇気を出して退職を申し出たものの、施設から、就業規則上は「3カ月後の退職」と説明されました。
退職日と入社日の調整ができず
Fさんが内定先に「5月末の退職になる」と伝えると、「入社日変更は不可」との回答。
この事例では入社日の調整がつかず、その病院への転職には至りませんでした。
その後、他の転職先を探しましたが、最初の病院ほどの好条件はなく、お給料が下がり、人間関係にも違和感を感じる職場になってしまったのです。
「もっと早く退職を伝えていれば…」とFさんは後悔しました。
この事例だけでは、内定先との契約関係や採用見送りの法的な扱いまでは判断できません。大切なのは、退職可能日を確認しないまま入社日を決めてしまうと、日程の調整が難しくなる点です。
退職交渉で後悔しないための3つのポイント
1. 応募前に退職時期を確認する
就業規則や雇用契約書で退職の手続を確認し、引き継ぎや有給休暇も踏まえて、いつから働けそうかを整理しましょう。「就業規則に3カ月とあるから必ず3カ月後まで辞められない」とも、「必ず希望日に辞められる」とも、この事例だけでは言えません。雇用契約の期間などによって扱いが異なります。
2. 転職先には入社可能日を早めに伝える
面接や内定後のやり取りで、退職日の見通しを具体的に共有しましょう。日程が未確定なら、その旨と確認できる時期を伝えます。内定後に調整が必要になった場合も、分かった時点で早めに相談してください。
3. 退職の意思と希望日を明確に伝える
退職を決めたら、直属の上司など職場の所定の窓口に、退職の意思と希望日を明確に伝えましょう。話し合った日時や内容を残しておくと、認識の行き違いを防げます。退職時期をめぐって解決できない場合は、厚生労働省の総合労働相談コーナーに相談できます。
退職のルールについては、厚生労働省の退職に関する案内も確認してください。
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まとめ
- 応募前に就業規則・雇用契約書で退職手続と退職時期を確認する
- 入社可能日が未確定なら、転職先にもそのまま伝えて早めに相談する
- 退職を決めたら希望日を明確に伝え、話し合いの記録を残す
内定と退職を別々に考えず、両方の日程を並べて確認することが、希望する転職先に進むための第一歩です。




