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介護現場の申し送りが長く、勤務を始めてもなかなか動けない。あるいは終業後まで続いて帰れない。そんなときは、単に「話を短くする」だけでは解決しません。必要な情報を落とさず、誰に何を伝えるかをそろえることが大切です。
この記事では、申し送りが長くなる理由と、現場で相談するときの伝え方、転職先で確認したいことを整理します。
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申し送りが長くなるのは、情報の置き場所が曖昧なとき
毎日の連絡、利用者ごとの変化、家族からの連絡、物品の不足などを一度に口頭で伝えていると、時間が延びやすくなります。昨日と同じ内容まで全員に読み上げたり、途中で確認の質問が何度も入ったりすると、何が今日必要な情報なのか分からなくなります。
ただし、短ければよいわけでもありません。利用者の状態や対応の変更を省いてしまえば、次の勤務者が困ります。まずは「同じ説明が繰り返されているのか」「その場で決める話が混ざっているのか」「必要な人に届いていないため繰り返しているのか」を見分けましょう。
自分だけで短縮せず、チームの方法を確認する
申し送りの内容を個人の判断で省く前に、職場のルールを確認してください。口頭で必ず伝える内容、記録を読めばよい内容、緊急時に別途連絡する内容などが決まっている施設もあります。決まりが曖昧なら「今日の申し送りで必ず口頭で伝える項目を教えてください」とリーダーに聞いてみましょう。
厚生労働省の介護現場の情報共有に関する案内でも、どの情報を、誰に、いつ共有するか整理することが勧められています。ツールを入れるだけで解決する話ではなく、共有する内容と相手を決めることが出発点です。
伝える順番をそろえると、聞き手も動きやすい
自分が申し送りを担当するなら、最初に「今日の勤務で対応が必要なこと」、次に「状態の変化と確認事項」、最後に「すでに記録に残した補足」という順にまとめると、聞き手が優先順位を付けやすくなります。利用者の変化を伝えるときは、起きた時刻、観察した事実、行った対応、次の勤務で確認してほしいことを分けて話します。
たとえば「夕食後に普段より食事量が少なく、担当者へ報告済みです。夜勤で摂取量の変化を確認してください」といった形です。判断や感想だけを長く話すより、次の人が何をすればよいかが伝わります。医療上の判断やケアの変更は、各職種の担当者や施設の手順に従ってください。
「長くて困る」を相談するときの言い方
「申し送りが無駄です」と言うと、必要な情報まで軽く見ているように聞こえるかもしれません。代わりに、困っている場面と改善したいことを具体的に伝えましょう。「朝の申し送りが終わると食事介助の準備が重なります。口頭で伝える内容と記録で確認する内容を分けられませんか」といった相談なら、現場の動きと結びつきます。
終業後まで続くなら、何時に始まり何時に終わったか、どの作業が遅れたかを数日分控えておくと説明しやすくなります。勤務時間の扱いにも疑問がある場合は、まず職場の勤怠記録と指示の内容を確認しましょう。この点は、以前の記事介護職の始業前の申し送りでも整理しています。
記録と口頭連絡をどう使い分けるか
記録に書いてあるから誰も説明しなくてよい、というわけではありません。緊急性のある変化や、その勤務中に対応が必要なことは、記録だけで見落とされないように職場の手順に沿って伝えます。一方、毎日変わらない基本情報を全員に毎回読み上げる必要があるかは、チームで見直せます。
タブレット、連絡ノート、申し送り表など、道具は職場によって違います。大切なのは、誰が確認したか分かることと、更新した情報が次の勤務者に届くことです。新しい道具が使いにくいと感じたら、画面の操作だけでなく、どの情報をどこに書くかを教えてもらいましょう。
転職先では、申し送りの時間帯を聞く
職場を変えるなら、見学時に「申し送りは勤務時間のどこで行いますか」「口頭と記録はどう使い分けていますか」「遅番から夜勤への引き継ぎは何分ほどですか」と聞いてみてください。答えが具体的なら、現場の一日を想像しやすくなります。
申し送りが短い職場を探すというより、必要な情報が整理され、勤務時間内に共有できる職場を選びたいところです。記録や会議の負担も含めて聞くと、仕事全体の時間の使い方が見えてきます。
まとめ|伝える内容を整理して、チームで改善する
申し送りが長いと感じたら、繰り返しや脱線がどこで起きているかを見て、口頭で必要な内容をチームでそろえましょう。急に省略するのではなく、次の勤務者が動ける情報を確実に渡すことが目的です。時間外まで続くなら、実際の時間を記録して相談してください。
情報共有の仕組みや、記録・申し送りの時間を確保できる職場を探したい方は、リニューケアに希望を伝えてみましょう。仕事内容だけでなく、一日の働き方も比べる材料になります。

